LA LA LAND/ラ・ラ・ランドを観た感想。観た方がいい人と観ない方がいい人

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https://www.gaga.co.jp/cinemas/detail/853/comingsoon

 

『LA LA LAND/ラ・ラ・ランド』を観てきましたよ!

 

昨日(2/24)から公開です。 

あらすじ、キャストはこんな感じ。

『セッション』などのデイミアン・チャゼルが監督と脚本を務めたラブストーリー。女優の卵とジャズピアニストの恋のてん末を、華麗な音楽とダンスで表現する。『ブルーバレンタイン』などのライアン・ゴズリングと『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』などのエマ・ストーンをはじめ、『セッション』でチャゼル監督とタッグを組んで鬼教師を怪演したJ・K・シモンズが出演。クラシカルかつロマンチックな物語にうっとりする。

 

何度もオーディションに落ちてすっかりへこんでいた女優志望の卵ミア(エマ・ストーン)は、ピアノの音色に導かれるようにジャズバーに入る。そこでピアニストのセバスチャン(ライアン・ゴズリング)と出会うが、そのいきさつは最悪なものだった。ある日、ミアはプールサイドで不機嫌そうに1980年代のポップスを演奏をするセバスチャンと再会し……。

 解説・あらすじ - ラ・ラ・ランド - 作品 - Yahoo!映画

 

アカデミー賞の大本命らしく、ワクワクで行ってきました。

 

ストーリーとしては恋愛を主軸にしたミュージカル映画ですが、そこまで単純ではなく、仕事や主役二人の夢についてのストーリーをいつの間にかメインにもってきつつ、昔の映画のオマージュを入れ込んだりと、ちょっと複雑です。『カサブランカ』のくだりとか知らん人からしたらさっぱりだと思います。

 

昔のミュージカルとか映画を讃えるというか、懐かしむような印象を受けました。

これは、主人公のセバスチャンは「廃れつつある古き良きジャズを生き返らせたいっ!」みたいなスタンスなのですが、それと重ねているのかも。

 

おそらく、映画マニアというか評論家というか、そういう人たちは昔のミュージカルとか映画へのリスペクトやオマージュに共感しそうなので、高く評価しそう。

 

個人的な感想としては、おもしろかったねー!という感じ。

 

アカデミー賞を受賞しても『バードマン』よりは納得できそうです。

 

終わった後に「金返せよ...」とか「DVDでよかったわ」とかいう気持ちにはなりません。

 

むしろ音楽はとてもワクワクする曲ばっかりで楽しくなりましたし、ジャズの演奏シーンも映画館で聴く価値があると思います。

 

たぶんサウンドトラック買うと思います。

 

そんな感じで、映画好きの人というか、『500日のサマー』や『はじまりのうた』なんかを観て、あぁ面白かった!と思う人は観てもかなり満足できると思います。

 

逆に、『ヘアスプレー』とか『マンマミーア』とか『ハイスクール・ミュージカル』みたいな、歌って踊ってハッピーエンド!的な映画を期待している人は観ない方がいいかもしれません。

 

しかし、ミュージカル映画としては歌もダンスもとても素晴らしく、観てて楽しくなりますし、別に主人公が死んだりするような、帰りに悲しくなるバッドエンドが用意されてるわけでもありません。あくまでも、マンマミーア!!!!踊って歌ってみんなハッピーーー!!イェエエ!!!みたいな映画ではないことを理解して観に行くと良いと思います。

 

それから、これから観に行く人はぜひ注意して見てもらいたいのですが、序盤で主人公のミアが勤め先のカフェに出勤する時、黄色のバッグを肩にかけています。これが帰る時には赤のトートバッグに変わってるんです。

 

なんかの伏線かな?っと思いましたが、結局よく分かりませんでした。単なるミスかも。